みなさま。こんにちは! hanamuii スタッフ 竹内です!
最近、Booster 等のエフェクターを作成してみたりしているのですが、今回探していたパーツが見つかり
前々から完成はしていたのですがお蔵入りとなっていたファズを改良してみました。
なぜお蔵入りになっていたかというと、9V電池駆動オンリーに作ってしまったからです。
決してAC/DCアダプタジャックをつけるのがめんどくさかったわけではないです、決して。
そのためいちいち電池交換のたびに裏蓋のネジを外さなくてはいけないのです。実用的ではないのでお蔵入り状態へ。
今回はコイツを一般によく普及しているBOSSの9VACアダプタで使用できるようにアダプタの差込口(DCプラグ)を取り付けます!
ちょっと細かい話になるのですが、よくBOSSのエフェクター用などに使われている9VACアダプタ(PSA-100S等)に使われているプラグ部分というのは一般的なDCプラグに比べだいぶ特殊なものなのです。
ネジやナット、ギターなどインプットジャックは、制作しているメーカーは違っても共通の規格(M6サイズとか)で作られているので規格さえ合っていればどんなメーカーのモノでも使用可能なんですが、DCプラグに関しては基本的にはそういった規格が存在しないので、メーカーごとにカタログ上の記載サイズは同じでも微妙にサイズが違ったりするのです。(最近はそれを統一するための新規格がでてきたのですが、まだまだメーカーごとに独自規格で作っているようです)
とにかくこのBOSS製ACアダプタに合うプラグというのが少なくて、
・・・・我々スタッフが一生懸命、一生懸命捜しました…!アダプタさん見つかりましたよ!
パーツが見つかってしまえばあとは付けるだけです!
まずは、コイツの出番!!
電動ドリル と書いて 『漢の浪漫』 と読みます
穴を開ける場所決めて、マーキングした後、まず2mm~2.5mmぐらいのサイズの穴をあけます。
『俺のドリルは・・・俺のドリルは天を衝くドリルだぁ!!』
しかし、熱い気持ちとは裏腹にあける穴の大きさは小さめにしておきます。リーマーと呼ばれる穴を広げる専用工具を使用したほうが時間と労力がかかりますが確実で失敗が少ないです。
後は内部の配線を施し、本体に取り付けて完成。
Before
After
(プラグの位置がセンターからずれているのは内部配線の関係上やむえずです。)
以上で工程は終了です。
このFUZZのサウンドについてですが、シンプルな内部構造とプリント基板を使わない仕様のおかげで ELECTRO-HARMONIX BIG MUFF 系のプリミティブなFUZZです。
しかし、音の勢い、GAINを振り切った時の激しさは本家に劣らずです!
hanamauii オリジナル エフェクターに関してはレンタル料は無料ですので、ご来店の際、機会があればぜひ一度お試しください!